2022年12月2日に開催された参議院の予算委員会質疑にて、社民党の福島 みずほ議員と自由民主党の岸田 文雄内閣総理大臣の国会答弁を要約してお届けします。
議論サマリー
福島 みずほ（社民党）
安保関連法、戦争法による新三要件では、日本が攻撃を受けていなくても武力行使できる。集団的自衛権の行使で敵基地を攻撃できるということか？
福島 みずほ（社民党）
総理は「あらゆる選択肢を排除せず」と言って国会で説明しない。閉会中に閣議決定だけでやるとしたら国会軽視ではないか？
岸田 文雄（自由民主党）
国会でこうした説明は再三申し上げている。決定したとしても、国会で様々な議論をしていただき、それを政府としてしっかり受け止めさせていただく
福島 みずほ（社民党）
「先制攻撃しない」と総理は言う。しかし、例えばアメリカに対する攻撃で、日本は攻撃されていないのに敵基地をたたくというのは、まさに先制攻撃では？
岸田 文雄（自由民主党）
国際法での「先制攻撃」の定義というのは誠に難しい。様々な学説がある。どんな装備を用意するにしても、憲法等の要請の範囲内であることを国際社会にしっかり示していくことが重要
福島 みずほ（社民党）
「国債発行は駄目だ」と言っているが、財源はどうするのか？法人税を上げるのか？
岸田 文雄（自由民主党）
具体的な税目等はまだ何も決定していない。防衛力を恒常的に維持していくためにふさわしい安定的な財源を引き続き議論していく
福島 みずほ（社民党）
財源のあてがないのに「２％」と指示するのは無責任。６兆円だとしたら、別のところに使ってほしい。保育士さんは三十人を一人で見なくちゃいけない。こういうところにお金を使うべきではないか？
岸田 文雄（自由民主党）
保育・介護を始め、現場で頑張っている皆さんの処遇改善について、手厚く手当てをしていく。保育士の業務負担軽減には、保育補助者の雇い上げに必要な費用補助を行っている
映像ソース
参議院の予算委員会質疑（2022年12月2日）登壇者の紹介
