2022年6月13日に開催された参議院の決算委員会質疑にて、自由民主党の小野田 紀美議員と、同じく自由民主党総裁の岸田 文雄内閣総理大臣、厚生労働大臣の後藤 茂之議員、そして外務大臣の林 芳正議員とで交わされた国会答弁を要約してお届けします。
議論サマリー
小野田 紀美(自由民主党)
コロナの濃厚接触者について。若い人たちは「自分のせいで学校や会社が止まってしまう、工場や保育園が止まってしまう」という周りへの影響を心配している。もういいかげん、国から「普通にしていいよ」と学校や保育現場に言ってほしい
小野田 紀美(自由民主党)
私たち大人はいい。子供たちの3年間というと、いま中学3年の子たちは同級生の顔をほとんど見ずに卒業することになる。卒業シーズンに向けて、最後は当たり前の学校生活をさせてあげてほしい。総理、どうお考えか?
岸田 文雄(自由民主党)
子供たちの生活、そして自分が感染したことを言い出しにくい雰囲気は政府としてしっかり受け止める。今は水際対策を始め、様々な活動を再開し始めている段階。指定感染症の分類を5類まで下げるのは現実的でない
小野田 紀美(自由民主党)
総理の選挙ポスターに「決断」と書いてあるし、そろそろ私は決断を求めたい。
次に、日本の尊厳と国益について。日本が色んな国から受けているネガティブキャンペーンについて、民間の方々の情報提供を受ける体制は作れないか?
林 芳正(自由民主党)
サイトにご意見・ご感想ページというのを設けている。我が国に関する誤った情報が実際に寄せられており、関係部署に速やかに共有している。戦略的な対外発信を一層強化するため、情報窓口のより適切な在り方は引き続き検討していく
小野田 紀美(自由民主党)
「いろんなご意見どうぞ」でなく、専門特化した振り分け体制を求めたい。
最後に、国費留学制度について。日本人への奨学金予算が70億で、(中国・韓国メインの) 国費留学関係予算が180億円。過去に指摘したが、これは今変わったか?
増子 宏(政府参考人)
外国人留学制度の予算は平成29年の約180億円から、令和4年度は184億円。一方、日本人学生向けの奨学金は、平成29年の70億から令和4年は2,525億円。支援対象者を大幅に拡充した
小野田 紀美(自由民主党)
大変うれしく思う。日本で頑張る、将来この国に還元して頑張って働こうという日本の子供たちに予算をしっかり組んでいただきたい。総理、「日本の宝」は日本の学生さん、日本の子供たち = 日本の宝でよいか?
岸田 文雄(自由民主党)
おっしゃるように、我が国 日本の将来を担う子供たち、若者が我が国にとっての宝だ
映像ソース
参議院の決算委員会質疑(2022年6月13日)登壇者の紹介